福島県郡山市で7月30日に飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」が爆発し、1人が死亡、19人が重軽傷を負った事故で、被害を受けた住民や企業は不満や不安を募らせている。爆発から8月6日で1週間となったが、店側は「原因究明中」としており、具体的な補償の道筋などは明らかになっていない。
「1週間、あっという間だったが、くたびれた」
6日、現場から約70メートルの平屋に妻と住む安田敬さん(70)の表情には疲労の色がにじんだ。
寝室や台所、風呂場などの窓ガラスが爆発の衝撃で割れ、細かく散らばった破片の片付けがまだ終わらない。「事故対応の時にこそ、企業の真価が問われる。一日も早く普通の暮らしに戻してほしい」と話した。
子会社が「しゃぶしゃぶ温野菜」を運営する外食大手コロワイド(横浜市)の野尻公平社長は7月30日の記者会見で、「亡くなった方、被害に遭った方に心からおわびし、全力で対応します」と陳謝。子会社のレインズインターナショナル(横浜市)が翌日から被害を受け付ける電話やホームページを開設したが、住民によると、具体的な補償や時期の説明はないという。
被害は現場から約500メート…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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