部屋一つひとつが作品……アートな体験できちゃう京都のホテル

有料会員記事

文・寺田実穂子、写真・筋野健太

「BnA Alter Museum」の「goen no ma」=2022年3月4日、京都市下京区、筋野健太撮影

 今宵(こよい)のお宿は、壁面に5円玉がぎっしりと貼り付けられた部屋。アートのまち京都で、他にはない一夜を過ごしませんか。

 「お部屋一つ一つが作品です。繊細な部分がありますので、お手を触れないようお願いします」。フロントのそんな案内にわくわくした。

 京都市にあるアートホテル「BnA(ビーエヌエー) Alter(オルター) Museum(ミュージアム)」。10階建ての細長いビルには、16人のアーティストが手掛けた31室がある。

 黒を基調としたシンプルな廊下を抜け、客室に入るとそこは別世界。赤やオレンジ、青……カラフルな蛍光塗料で四方の壁と天井が塗られ、大きな竜が描かれている。ベッド脇のボタンを押すと、LEDライトの色が次々に変化し、ライブ会場のよう。壁画やライブペイントを手掛けるMon Koutaro Ooyamaさんの作品だ。

 壁の一部に5円玉がぎっしり貼られた部屋、深海をイメージした部屋も。ベッドに仰向けになり、細部をじっくり鑑賞するのが楽しい。

後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や、会員登録すると応募できるプレゼントもあります。今回はホテルの宿泊券です。

 客室に作品を飾ることは珍し…

この記事は有料会員記事です。残り900文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment