文・寺田実穂子、写真・筋野健太
今宵(こよい)のお宿は、壁面に5円玉がぎっしりと貼り付けられた部屋。アートのまち京都で、他にはない一夜を過ごしませんか。
「お部屋一つ一つが作品です。繊細な部分がありますので、お手を触れないようお願いします」。フロントのそんな案内にわくわくした。
京都市にあるアートホテル「BnA(ビーエヌエー) Alter(オルター) Museum(ミュージアム)」。10階建ての細長いビルには、16人のアーティストが手掛けた31室がある。
黒を基調としたシンプルな廊下を抜け、客室に入るとそこは別世界。赤やオレンジ、青……カラフルな蛍光塗料で四方の壁と天井が塗られ、大きな竜が描かれている。ベッド脇のボタンを押すと、LEDライトの色が次々に変化し、ライブ会場のよう。壁画やライブペイントを手掛けるMon Koutaro Ooyamaさんの作品だ。
壁の一部に5円玉がぎっしり貼られた部屋、深海をイメージした部屋も。ベッドに仰向けになり、細部をじっくり鑑賞するのが楽しい。
後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や、会員登録すると応募できるプレゼントもあります。今回はホテルの宿泊券です。
客室に作品を飾ることは珍し…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment