配達するはずだったはがきや封書約7千通を雑木林に捨てたとして、大阪府警は、美原郵便局(堺市美原区)の郵便局員、原康之容疑者(20)=富田林市中野町=を郵便法違反の疑いで逮捕・送検したと18日、発表した。原容疑者は「配達するのが面倒だった」と容疑を認めているという。廃棄した中には、複数の新型コロナウイルスのワクチン接種券があったという。
黒山署によると、容疑は16日午後4時20分ごろ、堺市美原区内の雑木林に配達するべき郵便物を捨てたというもの。同日、雑木林付近で通行人男性から「不法投棄をしている」と110番通報があり、黒山署員が駆けつけると、原容疑者がおり、袋に入れられた大量の郵便物があったという。
廃棄されたのは、はがきや封書などで、45リットルのナイロン袋など13の袋に分けられていた。原容疑者は同署の調べに、「昨年11月ごろから(郵便物を)持ち帰っていた。処分に困って雑木林に捨てた」などと話しているという。原容疑者の自宅からはさらに約4千通の郵便物が発見されたという。
日本郵便近畿支社によると、原容疑者は2020年4月から美原郵便局で配達業務をしていた。同支社は「信頼を損なうことになり、深くおわび申し上げます」とコメントした。
堺市感染症対策課は、接種券が届かない場合は、コールセンターへ電話してもらえれば再度送付するとしている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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