都内の入院患者、増加ペース速まる 初の1600人突破

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く東京都で、入院患者も右肩上がりに増えている。9日には1601人を数え、緊急事態宣言が5月下旬に解除されてから初めて1600人を超えた。都が確保したとする病床数の2400まで数字上は余裕があるが、ペースは早まっており、専門家からは危惧する声も出ている。

 都内では1日あたりの感染者が9日まで13日間連続で200人を超えるなど、感染が広がっている。日々の感染者のうち、入院するかどうかは年齢や症状、重症化するリスクなどが考慮されて決まり、軽症や無症状であれば宿泊や自宅療養の対象になることもある。都内の入院患者は9日時点で1601人で、前日から92人増加。5月12日の1413人を抜き、連日のように最多を更新し続けている。

 実際、入院患者が増えるペースは速くなっている。1週間単位でみると、8月2~9日の間、入院患者は1315人から1601人となり、286人増えた。7月26日~8月2日の150人増、7月19~26日の248人増を上回るペースだ。最近は無症状の高齢者もおり、念のために入院するケースもあるという。

 都は現在、病床を2400床確…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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