東京都営地下鉄やバスなどで使われてきたアイテムをネット上で抽選販売する催しを、都交通局が19日まで開いている。例年、ファン交流のリアルイベントを実施していたが、コロナ禍で中止せざるを得なくなったことに伴う初の試み。手頃な価格帯が好評で、サイトにはすでに20万件近いアクセスが。意外な掘り出し物が見つかるかもしれないと、ファンの好奇心を揺さぶっているようだ。
浅草線の三角形のつり革、新宿線の車掌操作器、大江戸線の運転席……。都交通局の専用ホームぺージでは「大切に使われてきたものは、美しい」をテーマに、鉄道・バスファン垂涎(すいぜん)の約70点が500円~5万円と手頃な価格で出品されている。
申し込みが14日時点で195件と一番多いのは、都営バスの「方向幕(1本もの)」だ。バスの前面にある行き先などを表示する装置に使われていたもので、近年ではデジタル化され、このような方向幕自体が少なくなっている。
都交通局が一押しするのが、12日に全線開業20周年を迎えた都営地下鉄大江戸線の「車内路線図6種セット」だ。最新の路線図をはじめ、大江戸線が全線開業する以前の路線図もあって、都内の地下鉄ネットワークの広がりを年代を追って楽しむことができる。特に環状部が開通する前の路線図は「かなりレア」(担当者)という。
「都営フェスタ」コロナ禍の今年は
都交通局は例年、「都営フェス…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル