武田遼
日本列島は3日、関東や東北を中心に高気圧に覆われ、27地点で35度以上の猛暑日となった。東京都心は9日連続の猛暑日となり、過去最長を記録した。4日は全国的に天気が崩れ、気温は下がる傾向だという。
気象庁によると、3日午後6時現在、全国914の観測地点のうち469地点で、最高気温が30度以上の真夏日となった。猛暑日となったのは福島県伊達市で37・7度▽福島市36・8度▽岩手県岩泉町36・3度など。東京都心は午後0時8分に35・3度を記録。観測を始めた1875年以来、2015年7~8月の8日連続を抜いて最長となった。
一方、南から湿った空気が流れ込み、西日本などで大雨となった。京都府京丹波町南部付近や愛知県小牧市付近で1時間に約100ミリ、京都府福知山市南部付近は1時間に約90ミリ、福井市付近で約80ミリの猛烈な雨が降り、「記録的短時間大雨情報」が出された。
1日に発生した台風4号は2日午後11時ごろ、沖縄本島を通過。4日にかけて東シナ海を北上する見通しで、次第に東寄りに進路を変えて5日にも九州へ接近、上陸するおそれがあるという。3日午後6時時点で、東シナ海を約15キロで北北西へ進んでいる。中心気圧は996ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。
台風の進路によっては5日以降も、西日本から東日本の太平洋側を中心に大雨となるおそれがある。(武田遼)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル