本多由佳 塩入彩
東京都教育委員会は6日、2024年度の都立高一般入試の2次・後期募集の応募状況を発表した。都教委が「進学指導重点校」に指定する日比谷(千代田区)が、5年ぶりに2次募集を実施する。2人の枠に39人が出願し、倍率は19・50倍に上った。
都教委によると、都立高入試では補欠合格や繰り上げ合格の制度はなく、入学手続き者数が定員を下回った場合は2次募集をする。
日比谷の一般入試の定員は253人だった。先月21日の入試では354人が受験し、268人が合格。しかし、18人が辞退し、入学手続き者数は250人だった。同校はインフルエンザなどで欠席した受験生向けの追試験枠も、1人分設けている。
都教委の担当者は「都立高校は第一志望で合格すれば入学してもらう前提だが、国立や私立の繰り上げ合格による辞退者も見越して、多めに合格者を出している」と説明。ただ、「都立が補欠合格を出せば、国立や私立に影響を与えかねず(繰り上げ合格導入は)難しい」と話す。
全日制全体では68校で計1989人の募集があり、計1051人が出願。倍率は0・53倍だった。「進学指導推進校」の上野(台東区)は、1人の枠に14人が応募した。2次・後期募集の入試と、インフルエンザなどで欠席した受験生への追試は9日にあり、14日に合格発表する。
日比谷で5年ぶりに2次募集…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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