東京都教育委員会が、2024年度から都立高校に「校内居場所カフェ」を設ける。相談役となる「ユースソーシャルワーカー(YSW)」を常駐させ、生徒の社会的自立を支援したい考えだ。
居場所カフェを置くのは都立小台橋高校(足立区)。新校舎の利用が始まる24年度に置く。同校は、小中学校の時に不登校になったり、高校中退の経験があったりする生徒らを主に受け入れる「チャレンジスクール」の一つで、ほかに六本木、大江戸、世田谷泉、稔ケ丘、桐ケ丘の5校がある。
都教委は小台橋高校にこれまでYSWを週1回程度、継続的に派遣してきた。「居場所カフェ」は生徒が自由に交流できる場所にし、YSWを常駐させて個々の事情に応じた支援を考えている。不登校や中退の防止にもつなげたいという。浜佳葉子教育長は2月に都議会で、「生徒がいつでも誰かに相談でき、解決に向けた助言や支援を受けられることが必要」と意義を説明した。
都教委によると、定時制課程…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル