堀川勝元、滝沢貴大
東京都内の中学3年生が受験する英語スピーキングテストが27日に始まった。申し込んだのは約7万6千人。「話す力」をみるほか、来春の都立高校入試の合否判定にも用いられる。都教育委員会が民間企業と組んだ全国初のテストで、円滑に試験が実施できるか注目されている。
スピーキングテストは、都教育委員会が通信教育大手ベネッセコーポレーションに運営を委託する形で初めて実施している。「話す力」の育成を重視した現行の学習指導要領の導入を受けたもので、受験生はイヤーマフで音声を聞きながら、手元のタブレット端末に解答を吹き込む。解答時間は約15分間とされている。
都内に約200カ所設けられた会場の一つの最寄り駅、小田急和泉多摩川駅(狛江市)では、正午前後から制服姿の中学生の集団が姿を見せた。都教委の実施要項によると、試験は全会場で午後1時スタート。生徒らはスマートフォンで会場までの行き方を確認したり、談笑したりしながら駅から徒歩約2分の会場に向かった。
会場前では複数の係員が立ち…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル