新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一部の東京都立高校では、2日午前にあった合格発表を急きょ、ホームページ(HP)でも見られるようにした。
小山台高校(品川区)は、例年は校内に掲示しているだけだが、今年はHPにも掲載。安倍晋三首相が2月27日に全国の小中学校に臨時休校を要請したことをきっかけに、検討を始めたという。担当者は「中学生になるべく不必要な移動をさせないため、学校として判断した」。ただ合格者は、例年通り学校に出向いて手続きの書類を出す必要がある。
南平高校(日野市)も初めて、HPへの掲載に踏みきった。「不要不急の外出を控えるよう国も都も呼びかけている状況を考え、学校として判断した」と担当者。安倍首相の要請後、保護者から合格発表について問い合わせが相次いでいたという。
とはいえ、事前に受験生に十分な時間をとって周知したわけではなく、2日午前9時に始まった校内での合格発表にも受験生が訪れている。受験生に対応する教職員は全員マスクをつけ、体調不良の教職員は参加していないという。
合格発表をHPで掲載するのは、生徒や保護者が合格手続きなどのために学校に来る時間帯を集中させないことで、感染防止につなげる狙いもある。今回、HPで発表した大山高校(板橋区)の担当者は「例年、発表時間に合わせて受験生が集中する」と説明する。
一方、日比谷高校(千代田区)…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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