東京都教育委員会は、都立高校でこれまで禁止としていたスマートフォンや携帯電話の持ち込みを容認する方針を発表しました。登下校時の安全確保や、災害などの緊急時の連絡手段として活用することが狙いです。
6月20日に開かれた教育委員会の定例会で、都立高校でスマートフォンなどの持ち込みや利用について、校長が許可した場合、認めるという方針が発表されました。
これまで、スマートフォンの持ち込みは「一律禁止」でしたが、緊急時の安全確保の観点や、携帯端末を活用した授業が一部の学校で試験的に行われていることから、見直しを決めました。公立小中学校については、区市町村の教育委員会に判断を委ねることにしています。
教育評論家の石川幸夫さんはスマートフォンの悪用につながらないように、より丁寧な指導が必要だと指摘します。石川さんは「スマホの持ち込みで一番大事なのは、高校でなぜ導入するかということ。本来のスマホの使用、どう使えば一番効果的であるかなど、危険性も含めて子どもたちに指導すべき」と話しています。
都教育委員会は20日、全ての都立高校に通知文を送り、使用の可否を判断してもらうことにしています。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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