昨年の参院選をめぐり、公職選挙法違反罪に問われた参院議員・河井案里被告(47)の被告人質問が17日、東京地裁であった。案里議員は、県議らに配布した現金の出どころについて「たんす預金」と説明するなどした。案里議員の主な発言は次の通り。
【弁護側】
――奥原信也県議に現金を渡した理由は。
県議会の大先輩で、自民党広島県連の幹事長や県議会議長も務める大ベテラン。私の初当選から同じ会派で、知事選落選後に県議に復帰したときも会派に迎え入れてくれ、感謝している。
――なぜ50万円か。
一般的な相場は30万円だったが、大変重鎮なので普通よりは多く差し上げた。
――渡した趣旨は。
県議選の当選のお祝いに、これまで指導いただいたお礼を込めて渡している。他に理由はない。
――(案里議員の夫で元法相の)克行被告も奥原議員に現金を渡していたが、知っていたか。
逮捕されてから知った。
――胡子雅信・江田島市議に公設秘書が現金を渡していたことは身に覚えがあるか。
全く寝耳に水。
――秘書は、克行議員から指示…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル