新型コロナウイルスの対応で、群馬、石川、熊本の3県に適用中の「まん延防止等重点措置」が期限の13日に解除されることが正式に決まった。3県とも飲食店への酒類提供の自粛要請は解除するが、営業時間の短縮要請は多くの地域で維持される。石川県では「Go To イート」の食事券販売の再開を目指す動きもある。
群馬県は10日、対策本部会議を開き、重点措置が解除される14日以降も、20日までは県独自の「警戒度」を最高の「4」に据え置き、県内全域の飲食店に、午後8時までの営業時短要請を続けることを決めた。
重点措置対象の前橋、高崎、伊勢崎、太田、沼田、渋川、藤岡、富岡、安中各市と玉村町の10市町には、酒類提供を終日自粛としていたが、午後7時までは提供できるようになる。
県内の1日あたりの感染者数が113人と最多を更新した5月上旬には7割近かった病床使用率は、10日現在で22・4%まで下がったが、「医療現場の負担感が減ったとは言えない」(県幹部)状況が続く。
コロナ禍で打撃を受けた観光業への支援策として、県民限定で県内宿泊料金などの一部を補助する事業の再開は見送った。山本一太知事は10日の会見で「リバウンドを防ぎたい。経済活動の再開も、慎重に段階的に行いたい」と話した。
「大変厳しかったと思う。お…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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