【動画】「生きることは働くこと」をテーマに講演する畠山亮夏さん=高橋大作撮影
大阪府の吉村洋文知事は1日の府議会で、人工呼吸器などの医療的ケアが必要で、通学バスを利用できない重度の障害がある児童や生徒に対し、府独自の通学支援を行う方針を示した。学習機会の保障と保護者の負担軽減が目的。2020年4月から行う予定だ。
府内の小学生から高校生の年代の全約160人が対象。介護タクシーや同乗する看護師の費用を全額負担する。府は今年度、5人を対象にモデル事業を行っており、それを拡大する。1人あたり約500万円を見込む。国の補助制度を利用し、新年度予算に必要額を盛り込むという。
府によると、民間の介護タクシーを対象にした通年の支援は珍しい。東京都では都が契約した専用車両による通学支援を行っているという。
7月の参院選で当選したれいわ新選組の重度障害者の議員の介助費を参議院が負担したことを受けて、吉村氏は国が制度を設けるべきだとの考えを示していた。吉村氏は1日の府議会で大阪維新の会の鈴木憲府議の代表質問に「子どもたちの学びに対するサポートは極めて重要であり、通学支援を思い切って拡充したい。就労時の支援についても国の対応を待つことなく独自の制度を検討している」と答弁した。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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