政府は新型コロナウイルスに対応する医療機関への財政支援を強化する。重症患者用の病床に対して1床最大1950万円支給する補助金は9月末までの予定だったが、延長する。自宅やホテルで療養する患者に対する電話での遠隔診療や、入院待ちの患者が待機する施設へ医師を派遣する場合の報酬などは大幅に増やす。
各都道府県は病床を増やしてきたが、感染力が強いデルタ株が広がり各地の医療は逼迫(ひっぱく)。政府は財政支援を強め、医療提供体制を充実させたい考えだが、今回の対応で十分かは不透明だ。
重症患者用の病床への支援は1床あたり1500万円で昨年12月にスタート。翌月に最大1950万円に増やしたが、9月末が期限だった。厚生労働省は「コロナ支援の本丸」(幹部)と位置づけて、財務省と調整。延長で大筋合意した。
電話やオンラインを使った診…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル