小川智
日雇い労働者の街、大阪市西成区のあいりん地区(通称・釜ケ崎)で28日、年末年始で仕事がない野宿者らに食事などを提供する支援が始まった。1月4日朝まで。
釜ケ崎日雇労働組合などでつくる「釜ケ崎越冬闘争実行委員会」が毎年行い、今年で52回目。萩之茶屋南公園(通称・三角公園)では、ボランティアの大学生らが、用意された300食分のおにぎりや豚汁を配り、約100人が受け取った。
同委によると、今年は、新型コロナの感染が比較的抑えられているため、温かい汁物の提供を再開した。また、野菜の値段が上がり、カレーなどに使う野菜が足りないという。
支援活動をしている同労組の山中秀俊委員長(64)は、「老若男女問わず、困っている人が来て再出発できる街にしたい」と話している。
カンパ(郵便振替口座00960・4・108331「釜ケ崎実行委員会」)のほか、食材なども受け付ける。問い合わせは実行委(06・6632・4273)。
また、28日から1月4日まで、神戸市中央区の東遊園地でも炊き出しや生活相談を行っている。カンパ(郵便振替口座00910・5・141408)。問い合わせはカトリック社会活動神戸センター(078・271・3248)。(小川智)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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