将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が10月10日に行われ、野月浩貴八段(46)が金沢孝史五段(46)に108手で勝利し、二次予選進出を決めた。
野月五段は、同日午後2時から梶浦宏孝五段(24)と対局したが、271手で午後5時23分に持将棋が成立。30分の休憩を挟んだ後、午後5時53分からの指し直し局を制して勝ち上がっていた。指し直し局の終了時間は午後7時4分。26分後の午後7時30分から始まった金沢五段戦でも、この日3局目の疲れを見せずに戦い抜いた。
【野月浩貴八段の1日】
午後2時 梶浦五段と対局開始。
午後5時23分 271手で持将棋が成立、指し直しに。30分間の休憩。
午後5時53分 指し直し局が開始。持ち時間を使い切ったため初手から1手60秒。
午後7時4分 123手で梶浦五段に勝利。26分間の休憩。
午後7時30分 金沢五段との対局が開始。
午後9時13分 108手で金沢五段に勝利。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度と藤井聡太七段(17)が2連覇している棋戦としても知られている。
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