野村克也さんの突然の訃報に11日、出身地の京都府京丹後市網野町でも驚きと死を惜しむ声が広がった。
「野村克也ベースボールギャラリー」(同市網野町)には同日献花台が設けられ、住民やファンらが訪れた。福井県鯖江市から親子4人で駆けつけた会社員、吉川晃司さん(48)は「とても寂しい。子供たちに野村さんの功績を感じてほしくてやってきました。一つの時代が終わったという思いです」と話した。
少年時代には地元でサンケイ新聞の配達をして家計を支えた野村さん。故郷への思いは深く、京丹後市内の少年少女野球チームが競う名前を冠した「野村克也杯学童野球大会」には表彰盾を贈っている。かつて野村さんの後援会長を務めた同町の森四郎さん(90)は「2年前にギャラリーがオープンしたときに会い、『四郎さん、元気か』と声をかけてくれたことが思い浮かぶ」と、しみじみと語っていた。
同市の三崎政直市長も「故郷への感謝を常に口にされていた野村さんは、初の名誉市民として市の発展に寄与していただいた」とのコメントを発表した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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