指定暴力団工藤会の総裁野村悟被告(73)と会長田上不美夫被告(64)の第45回公判が24日、福岡地裁であった。看護師刺傷事件直後に報道対応した元警察官が、被害者名は公表していないと証言。報道各社はこれを受け、被害者を匿名で報じた。一方、野村被告が事件後に被害者が働くクリニックを訪れ、「あの人は刺されても仕方がない」と言ったと、過去の公判で関係者が証言。事件に関与した者しか知り得ない情報を被告が知っていたことが法廷で明らかになった。
起訴状によると、野村被告の指揮命令で田上被告や実行役らは2013年1月、福岡市博多区の歩道で看護師の女性の頭などを刃物で刺し殺そうとしたとされる。
この日は看護師を切りつけた実行役も出廷。2012年11月下旬~12月上旬ごろに同会系組幹部の指示を受け、13年1月中旬ごろ、刃物を受け取って現場付近を下見。当日は作業着に着替え、送迎役の運転するバイクに乗って現場付近へ。看護師の当日の服装なども指示役に聞いたという。
バスを降りて徒歩で帰宅する看…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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