「本当に情けない。中にいるときは国会を開くか開かないかの攻防でそれっぽくやっていたが、外から見ていると、本当に馬鹿馬鹿しく、腹立たしい」
元衆議院議員の金子恵美氏が、1日にAbemaTVで放送された「Abema的ニュースショー」の中で桜を見る会を巡る一連の騒動に言及。政局に終始して一向に進展の見られない与野党の攻防に対して苦言を呈した。
「野党と与党の攻防、国会を、委員会を開くか開かないかの攻防において野党のやりがいは阻止するところにあり、一方の与党は法案を通すことにある。今やらなければならない本質の議論ではなく、国対(与党と野党の政局)に終始している」と指摘した金子氏は、桜を見る会の開催自体については「私も出ていたが、私の母と叔母も出席していた。当初から運営のずさんさはあったし、推薦枠の基準は曖昧だった。ただなぜ、記録を捨ててしまったのか」と話し、資料をシュレッダーにかけた不適切な対応を残念がった。
その上で金子氏は「世論の中で追及を続けていくのはいいが、国会内では『今後は運営を見直してやる』で話を済ませ、次の段階に進めばいい」と持論を述べると、日米貿易協定の承認案、国民投票法改正案の先送り問題など、重要案件が進展しない状況を踏まえ「国は国益にかなうことをしていますか? 国会議員、一人ひとりが胸に手を当てて考えて欲しい」と主張。最後は「与党が止めるというのも問題。与党は問題解決のために何が問題かを逃げずに言うべき。野党がこれを言い続けるのは、野党自体の支持を下げる」と野党の対応に警鐘を鳴らした。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース