日雇い労働者の街として知られる大阪市西成区のあいりん地区(通称・釜ケ崎)は、地区のシンボル的な建物「あいりん総合センター」の閉鎖から4回目の冬を迎えている。いまも敷地内にとどまって暮らし続ける人たちは、今後に不安を感じながら年を越す。
大阪を寒波が襲った12月19日。閉ざされたセンターのシャッターに沿って、段ボールやブルーシートなどが雑然と並んでいた。
「ひとまず、この場で年が越せる」
ここで寝泊まりする男性(64)は、ほっとした表情を浮かべた。
気にしていたのは、5日前に…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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