標高3千メートル級の北アルプスを貫き、富山、長野両県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」で、4月15日の全線開通に向けて除雪作業が進んでいる。
アルペンルートを運営する「立山黒部貫光」(富山市)によると、除雪区間は富山県立山町の美女平(びじょだいら)(標高977メートル)から室堂(むろどう)(標高2450メートル)の約23キロ。雪原を除雪機が切り開き、真っ白な山肌に一筋の曲線が出来上がっていた。
開通後は、バスで移動して雪壁の間を散策できる「雪の大谷メモリアルウォーク」が始まる。例年2車線を除雪しているが、開業50年の今年は当時のようすを再現し、雪の壁が最も高い場所を1車線のみ除雪してバスで通過する記念イベントを開催。バスの中から車窓すれすれに見える雪壁を楽しむことができる。6月22日まで。(遠藤真梨)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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