東京・銀座の時計店で5月に起きた強盗事件で、強盗罪などに問われた元少年(20)に対し、東京地裁(蛭田円香裁判官)は25日、懲役4年6カ月(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。
判決は「大胆かつ危険で悪質な手口。被害金も計3億円あまりと多額で結果は重大だ」と非難。「従属的ながら運転手役として重要な役割を担った」とし、実刑判決はやむを得ないとした。
実行役の少年4人のうち、1人は少年院送致の保護処分となり、3人が起訴された。別の1人も懲役4年6カ月の判決を受けている。
判決によると、当時19歳だった被告は他の3人らと共謀し、5月8日午後6時20分ごろ、東京都中央区銀座8丁目の時計店に覆面姿で侵入。従業員に刃物を示して「ぶっ殺すぞ」などと言い、腕時計など74点(計約3億856万円相当)を奪った。(田中恭太)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル