北海道出身の人気漫画家荒川弘(ひろむ)さんの肉筆原画約170点などを展示する「鋼の錬金術師展 FINAL SAPPORO」が10日から、JR札幌駅前のJRタワー・プラニスホール(札幌エスタ11階)で始まった。9日には、入場券に公式パンフレットと描き下ろし特製イラストがセットになった特別内覧会が開かれ、道外からも含む大勢のファンが詰めかけた。
荒川さんの代表作「鋼の錬金術師」は、2001年~10年に月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載された、錬金術が存在する世界が舞台のファンタジー。禁忌を犯した代償に腕や脚などを失った兄弟が、鎧(よろい)に身を固めて元の姿を取り戻す旅に出る物語で、アニメや実写映画も作られ、国外でも人気を博した。単行本の累計売り上げは7千万部超という。
巡回展は17年から開かれ、全国8カ所で約20万人を動員。今回の札幌が最後となる。
会場では物語の山場を中心に構…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル