高木智也
4月から自転車のヘルメット着用が努力義務となったことを受け、兵庫県警須磨署が20日、地元の伝説にちなみ鎧(よろい)武者が登場する寸劇を行い、着用を訴えた。
須磨は平安末期の源平の合戦の一つ、一ノ谷の戦い(1184年)が行われた地域の一つ。寸劇は、鎧武者たちが自転車に乗って戦に向かう設定。白バイ隊員にヘルメットを着用するように促された武者たちは、兜(かぶと)からヘルメットにかぶり替えた。
署によると、今年1月~4月末までの県内の自転車関連事故は1283件で、前年同期より45件増えた。
同署管内では昨年11月、自転車に乗っていた70代女性が転倒し、頭を打って亡くなる事故が発生した。同署の山田和弘交通課長は「いまだヘルメットを着用されていない方は多い。着用をしていれば助かる命があることを知ってもらいたい」と話している。(高木智也)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル