今年創始1150年を迎える京都・祇園祭で、前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行(17日)の先頭を進む長刀(なぎなた)鉾の稚児が5日、京都市下京区の長刀鉾町会所で巡行の際に舞う「太平の舞」と呼ばれる稚児舞を披露した。
長刀鉾町で、神事の始まりとされる「吉符入り」に合わせて町内に初めてお披露目する恒例の行事。
稚児の中西望海(のぞみ)君(10)は、クジャクの羽根を飾った蝶蜻蛉(ちょうとんぼ)の冠に、青海波(せいかいは)の柄に鶴の絵が描かれた振り袖と若草色の裃(かみしも)姿。補佐役の禿(かむろ)2人を従え、祇園囃子に合わせて町会所の2階から大きく身を乗り出して優雅に舞った。沿道には観衆が詰めかけ、舞を見守った。
中西君は「終わったときは『やった!』という感じ。本番では疫病が治るようにもっと大きく動きたい」と話していた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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