長崎くんち、いよいよ庭見世 衣装や小道具を披露「待ち遠しかった」

 7日から始まる国の重要無形民俗文化財長崎くんちの奉納踊(おどり)」を前に、本番で使う衣装や小道具、町のシンボルにあたる傘鉾などを道行く人に披露する「庭見世」が3日、長崎市中心部であった。会場となった各踊町(おどりちょう)の店舗などでは、豪華な衣装や出演者らに贈られたお祝いの品などが並べられ、見物客らでにぎわった。

 長崎くんちは毎年10月に長崎市の諏訪神社で行われる秋の大祭。旧長崎市街の当番町(踊町)が、7年に1度の持ち回りで自慢の演(だ)し物を披露する。演し物は神前に奉納するのにふさわしければどんなものでもよく、船に車を付けて引くような曳(ひ)き物や踊り、担ぎ物などがある。庭見世は禁教時代にキリシタンでないことを証明するため家を開け放ったことから始まったとする説もある。

 新型コロナの影響などで奉納…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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