長崎・精霊流しの最中、目の前のマンションで火災 けが人はなし

 15日午後8時55分ごろ、長崎市油屋町のマンション7階のベランダから出火し、室外機とガス給湯器が燃えた。市消防局によるとけが人はいない。この日は初盆を迎えた故人の霊を送る長崎の伝統行事「精霊(しょうろう)流し」があり、出火当時はマンションに面する道路を遺族らが練り歩いており、現場は一時騒然とした。

 長崎署によると、マンションは10階建て。精霊流しの雑踏警備をしていた警察官から「炎が上がっている」と署に無線連絡があったという。市消防局によると、消防車13台が出動し、午後9時45分に鎮火した。

 精霊流しでは、故人を送るために遺族らが船を模した「精霊船」を作って飾り付け、これをひいて練り歩く。その道中では魔よけの意味をもつ爆竹を鳴らし、手持ちの打ち上げ花火を発射することもある。

 長崎署は「出火原因は調査中」としている。石倉徹也

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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