長崎・雲仙の2人不明土砂崩れ、捜索2日目も見つからず

森川愛彦

 長崎県雲仙市小浜町で13日未明に起きた土砂崩れ現場では、14日も雨の中で捜索が続けられたが、行方不明となっている森保啓(やすひろ)さん(67)と娘の優子さん(32)は見つからず、午後4時半に打ち切られた。15日も午前7時半から県警や陸上自衛隊、消防関係者らが約200人態勢で続けるという。

 捜索は重機でがれきを撤去する一方、2人が閉じ込められている可能性が高い場所は手で土砂をかき出した。航空自衛隊の救助犬も投入した。しかし森さん宅周辺には大量の樹木などが流れ込んで重機が入れないことや、土砂が水分を含んで取り除きにくく、難航しているという。14日夕に会見した県警の中村竜一・警備課調査官は「明日は何としてもお二人を見つけたい」と話した。

 この土砂崩れでは森さんの妻の文代さん(59)が死亡し、別の住宅の1人が重傷を負った。同県内では波佐見町でも住宅の裏山が崩れて一部が損壊する被害が出た。(森川愛彦)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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