長崎市の田上富久市長は30日、「長崎原爆の日」の8月9日に開かれる平和祈念式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表した。日本政府に対し、今年1月に発効した核兵器禁止条約を批准し、この条約を世界のルールに育てていくよう求める内容だ。
宣言には、今春93歳で亡くなった被爆者で修道士の小崎登明さんが核廃絶を願った手記の一節を盛り込む。被爆者が残した言葉の引用は3年連続となる。
政府や国会議員には、唯一の被爆国として、核禁条約への署名・批准に加え、来年1月にも開かれる第1回締約国会議へのオブザーバー参加を訴える。国が定める被爆地域の外にいて被爆者と認められていない長崎の「被爆体験者」の救済も求める。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment