長男なぐり傷害容疑、千葉県職員を再逮捕 日常的虐待か

 生後約4カ月の長男を複数回殴ってけがをさせたとして、千葉県警は9日、県政策法務課主事の石谷健二容疑者(24)=千葉市稲毛区、分限休職処分=を傷害容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。石谷容疑者は長男の顔を殴って軽傷を負わせたとして昨年12月に同容疑で逮捕、起訴されており、県警は日常的に虐待があったとみて調べていた。

 県警によると、石谷容疑者は昨年11月23日~同年12月2日ごろ、自宅で複数回にわたり、当時生後約4カ月の長男の頭や胸などを拳で殴るなどし、けがを負わせた疑いがある。

 事件は、千葉市内の病院から「入院中の男児に多数の傷がある」と連絡を受けた児童相談所が昨年12月5日、乳児虐待事案として千葉北署に通報し、発覚した。石谷容疑者は容疑を認め「あやしても泣き声がやまなかったのでいらいら感が募った。だっこしても泣きやまず、タオルを敷いた床の上に置き、より強く殴った」などと供述していた。

 長男は頭蓋骨(ずがいこつ)や肋骨(ろっこつ)が折れ、肝損傷や肺挫傷、内出血など計8カ所を負傷し、入院中。同じ時期の負傷とは考えにくいことなどから、県警は日常的に虐待を受けていたとみていた。

 再逮捕を受け、県政策法務課の岡田慎太郎課長は朝日新聞の取材に「事実だとすれば、県民の皆様に対して誠に申し訳なく、深くおわび申し上げます」とコメントした。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment