開成、吉祥女子…入試会場で聞いた「私立選ぶ理由」「かかった費用」

 首都圏の中学受験シーズンは終盤を迎えている。中学受験者は近年増え続け、今年も受験率が高まる予想だ。東京都新年度予算案には、世帯年収910万円未満の私立中学生の家庭へ、子ども1人あたり年10万円を助成する事業が盛り込まれている。塾代などもかかる中学受験。なぜ私立中を選ぶのか――。入試会場で尋ねた。(本間ほのみ 横川結香 野田枝里子 伊藤繭莉 西田有里)

中高6年間で自分探しを

 今回の受験生が高校に入る年から明治大付属世田谷中高に変わる、日本学園(東京都世田谷区)。1日は、昨年の数倍の受験生が入試に挑んだ。

 東京都杉並区の父親(46)は「仕事をしていると、大学名より中高や大学で何をしてきたかが大切と感じる。中高6年間で好きなスポーツも続け、いろんな経験をし、自分探しをしてほしい」と話す。小3から塾に通わせ、数百万円使った。難関進学校をめざしておらず、比較的緩やかな受験生活だったという。

 世田谷区の母親(47)は…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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