開成・桜蔭で志願者増、「中堅校の進化」も後押し? 今年の中学受験

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聞き手・塩入彩

 首都圏は中学受験シーズンの真っ最中。2月1日からは、東京と神奈川の学校の入試が本格的に始まる。今年の志願状況にはどのような傾向が見られるのか。首都圏模試センターの北一成・教育研究所長に、今年の出願傾向や、これから出願する保護者へのアドバイスを聞いた。

 ――首都圏の中学受験の今年の傾向は。

 私立、国立とも、昨年より受験者数が増えると予測しています。模試の受験者数や、入試に関する説明会の参加人数からも、増加傾向がうかがえます。

 私は、今年、首都圏の中学受験者がピークを迎えるのではと思っています。

 全体の状況はまだ断定できませんが、各校が公表している志願状況を見ていても、最終的には昨年より受験者は増えそうです。

 ――すでに受験が行われている埼玉や千葉の状況はどうでしたか。

 1月10日の埼玉入試のスタートから受験生が一斉に動き出すのですが、なかでも栄東は、コロナ禍にもかかわらず今年もさらに受験者が増えていました。入試のスタートが1月20日で、東京(2月1日から)と時期が近い千葉の中学校は、ここ2年は受験者があまり増えなかったのですが、今年は増えている学校が目立ちました。

 ――東京の学校の出願状況はどうですか。

 男子校では開成、女子校では…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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