開設1年で教員3分の2が離任 大阪音大ミュージックビジネス専攻

浅倉拓也

 大阪音楽大学(大阪府豊中市)が2022年4月に開設したミュージックビジネス専攻で、教員21人のうち3分の2にあたる14人が、この3月末で離任することが分かった。大学は新たに12人の教員の着任を29日に発表した。

 大学によると、昨年11月、特任教授として同専攻を主導した音楽プロデューサーら教員2人に対し、1年ごとの契約を更新しないと決定。その後、12人の教員が相次いで離任を表明したという。大学は教員2人について「言動などが就業規則に抵触すると判断した」とし、「学生には状況を説明して不安の払拭(ふっしょく)に努める」としている。

 契約を更新されなかった2人の教員はそれぞれ取材に対し「就業規則に抵触することはなかった」と否定している。うち専任教授だった音楽プロデューサーは「来年度の話もしているなか、何の説明もなく突然通知された」と話した。

 大学によると、同専攻は音楽・エンターテインメント業界への人材輩出を目標とし、業界で活躍する教員をそろえて開設。初年度は46人が入学した。(浅倉拓也)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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