神村正史
北海道の知床半島でサケの遡上(そじょう)が本格化している。知床散策の拠点となる斜里町ウトロでは、市街地を流れるペレケ川のあちこちで、サケの産卵行動による水しぶきがあがっている。
ペレケ川は、ウトロ温泉バスターミナルのすぐ横を流れる。周辺は河岸公園になっており、護岸が階段状に整備され、間近でサケの観察ができる。
70センチ前後に成長して海から戻ったサケは、水面から背びれが出るほどの浅瀬を遊泳。メスは川底を尾びれでたたき、くぼみを作って産卵の準備をし、オスはライバルを追い払う。「すごい」「がんばれ」。観察していた人からは感動の声が上がっていた。(神村正史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル