あす19日も梅雨前線の影響で、関東甲信は断続的に雨で、激しい雨の降る所も。7月下旬も太平洋高気圧の本州付近への張り出しは弱く、梅雨明けは平年より遅くなりそうです。
平年以上に雨が多い梅雨
梅雨とはいえ、今年は関東甲信も平年以上に雨が多くなっています。東京都心は6月30日から19日連続で降水を観測しています。また、7月1日から17日までの東京都心の降水量は171.0ミリと平年の約1.7倍となっています。この時期としては厳しい暑さの日も少なく、平年の7月の真夏日日数は14.8日ですが、今年はわずか3日となっています。
あす19日も南部を中心に雨
あす19日も梅雨前線は関東の南岸沿いに停滞する予想です。関東南部では断続的に雨が降るでしょう。午前中を中心に沿岸部には活発な雨雲がかかり、激しい雨の降る所もありそうです。アンダーパスなど低い道路の冠水にご注意下さい。関東北部や長野県も午後は所々で雨が降りそうです。山梨県は午前中に雨が降るでしょう。 最高気温は26度くらいの所が多く、南部ではあすも厳しい暑さはなさそうです。
梅雨明けは?
盛夏をもたらす太平洋高気圧は西へ張り出し、7月下旬も本州への張り出しは弱い予想です。関東甲信の梅雨明けの平年日は7月21日ごろですが、平年より遅れる見通しです。7月下旬も梅雨前線や湿った空気の影響を受けて、曇りや雨のぐずついた天気の日が多いでしょう。 8月になると、ようやく太平洋高気圧が東日本付近まで張り出す予想です。ようやく夏空が続くようになるでしょう。気温は平年並みか高い予想で、強い日差しとともに猛烈な暑さや寝苦しい夜となりそうです。梅雨明けとともに万全な熱中症対策が必要になりそうです。
日本気象協会 本社 吉田 友海
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment