活動の活発な梅雨前線が、日本付近を南北に振動するようなかたちで停滞し、日本列島のあちらこちらに大雨をもたらしています。近畿地方でも、雨が強弱を繰り返しながら梅雨末期の大雨となっており、明日11日も、朝と夜を中心に2回のタイミングで大雨となる恐れがあります。
梅雨末期の大雨 出口は見えず 14日は再び大雨?
梅雨前線はしばらく西日本付近に停滞し離れる気配がなく、近畿地方は、引き続き大雨に警戒する必要があります。14日は、梅雨前線上を進む低気圧の位置次第で再び梅雨末期の大雨となる恐れがあります。 7月3日からの雨の量は、和歌山県田辺市の護摩壇山で1000ミリを超え、京阪神の都市部でも、たった一週間ほどで7月1ヶ月分の雨量を超える雨が降っています。今後は少しの雨でも災害が発生する恐れがありますので注意するとともに、最新の気象情報をこまめにご確認ください。
いざという時の備え 皆さんはしていますか?
今後の雨の降り方によって、京阪神などの都市部においても災害の危険による避難を余儀なくされるかもしれません。今一度のハザードマップの確認、スマートフォン充電用のモバイルバッテリー、食料、避難袋の用意など、いざという時の備えをお勧めします。備えあれば憂いなし、心の余裕が、いざというときの冷静な判断に繋がるかもしれません。
日本気象協会 関西支社 松尾 恒治
Source : 国内 – Yahoo!ニュース