関西大は4日、60代の男性教授が国などから支給された研究費を学生のアルバイト代に不正流用していたと明らかにした。私的流用はなかったとしている。処分を検討する。 大学によると、内部調査で流用と認定されたのは、国土交通省近畿地方整備局や科学技術振興機構(JST)などの研究費のうち計約187万円。2010~18年度にわたり、学会やゼミ旅行の交通費や宿泊費に充ててもらうため、学生14人にバイト代として支出していた。 内部調査に対し教授は、学会やゼミ旅行の参加も研究費の使途として認められている「実験補助」に当たると認識していたと説明した。
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