送配電子会社と契約する新電力の顧客情報を不正に閲覧していた問題について、関西電力の森望社長は31日、記者会見で「公正な競争を揺るがすもので、深くおわび申し上げます」と謝罪した。森氏が不正閲覧について、公の場で言及するのは初めて。
森氏は不正閲覧の原因を調べて再発防止に取り組む「緊急対策本部」を社内に設けたとし、「私が先頭に立って、二度とこのような事態が起こらないようにする」と話した。
関電では、家庭向け電力が自由化された2016年から昨年12月まで、送配電子会社「関西電力送配電」と契約する新電力の顧客情報を見られる状態だった。昨年4月から12月まででは、社員ら1013人が4万806件を不正に閲覧していたという。
新たに参入した新電力と公平…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル