国内有数の工場群・水島コンビナート(岡山県倉敷市)の南側。国道430号にかかる陸橋から望む夜景が、撮影スポットとして話題だ。工場夜景と車の光跡とが織りなす数字の「7」。市によると「レーザーセブン」と呼ばれ、県外からも撮影客が来るという。
19日、倉敷市児島通生の陸橋から北側を眺める。コンビナートと、それに連なる国道430号の構図はまさに「7」。
日が暮れると、コンビナートの航空障害灯や設備灯がともり、宝石箱のような景色が遠くに広がった。片側2車線の430号を車が行き交う。シャッタースピードを2~4分の長時間露光にすると、レーザーセブンがきれいに撮れた。赤の光線はテールランプ、白はヘッドライトの軌跡だ。
1年ほど前から市の観光サイトに撮影スポットとして掲載され、夜景ファンらの間で話題となった。市観光課によると、深夜は車通りが少ないため、日没直後がおすすめだそう。
コンビナートには高炉の一時休止など新型コロナウイルスの影響も出ている。「終息し、外出自粛の必要がなくなればぜひ撮影に挑戦してほしい」と市の担当者は話す。(田辺拓也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル