闘病支えてくれた妻の異変 夫は静かに首を絞めた

きょうも傍聴席にいます。

 病気や障害を抱える夫を支えながら暮らし、うつ病を発症した妻が今年5月、千葉県市川市の自宅で自殺を図った。意識を失った妻を見つけた夫は助けることなく、静かに妻の首を絞めた。それが妻の望みだと信じて。

 千葉地裁で10月3日、自殺幇助(ほうじょ)の罪に問われた夫(69)の初公判があった。白髪交じりで黒縁のめがねをかけ、ポロシャツにベスト姿。足を引きずりながら証言台に立った。「間違いございません」。起訴内容を読み上げられると、はっきりとした口調で答えた。

 起訴状などによると、夫は5月5日午後、自宅で妻(当時66)が針金入りのチューブで首を絞めて自殺しようとしているのに直面。自殺を手助けしようと考え、妻の首を締めつけて窒息死させたとされる。

 冒頭陳述で夫婦の暮らしぶりが明らかになった。

 夫は社会保険労務士などとして…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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