阪大、東大につぐ国公立3位の学生数に 新大学の学長が目指す姿とは

大阪公立大学森之宮キャンパスの完成イメージ=公立大学法人大阪提供

 今年4月、大阪府立大大阪市立大(以下、府大と市大)が統合して「大阪公立大」が開学する。まもなく始まる一般選抜などを経て入学する新入生は、新大学の「1期生」だ。入学定員は国公立大で全国3位と規模も大きい。どのような大学を目指すのか。学長予定者の辰巳砂(たつみさご)昌弘氏(66)に聞いた。

まずは日本の皆さんに知ってもらう

 ――新大学の目標は。

 公立の総合大学として、子どもの貧困や地域医療といった大阪が抱える課題を解決したい。地域に貢献しつつ、世界的な研究も担っていく。その両者がなければ、信頼される大学にはなれない。

大阪公立大学長予定者の辰巳砂昌弘氏(撮影時のみマスクを外してもらいました)=2021年12月27日、堺市中区、安井健悟撮影

 まったくの新しい大学で、世界的な知名度はゼロ。まずは日本のみなさんに知ってもらえるように頑張りたい。世界大学ランキングは、それ自体が目的ではないが、重要な指標になる。ゆくゆくは上位を目指したい。

「総合知」を駆使した研究を

 ――どんな学部に力を入れたいと考えるか。

 もともと府大は工学、農学…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment