阪神とオリックスによる「関西対決」となったプロ野球日本シリーズが28日、開幕する。両球団の本拠地を結ぶ路線から「阪神なんば線シリーズ」とも呼ばれ、電車で約20分の「ご近所対決」となった。それぞれの地元は、チームの日本一を願って応援に熱が入る。
阪神なんば線は、尼崎(兵庫県尼崎市)―大阪難波(大阪市)間の10・1キロ。区間中にオリックスの本拠・京セラドーム大阪に近い「ドーム前駅」(同市)があり、尼崎駅を経由すると、阪神甲子園球場の玄関口である「甲子園駅」(兵庫県西宮市)がある。
「ドーム前」と「甲子園」両駅間は13・4キロで直通ならば20分ほど。関西対決が決まるや、X(旧ツイッター)で「阪神なんば線シリーズ」がトレンド入りした。
商店街に再びマジック点灯
尼崎駅に近い尼崎市の尼崎中央3丁目商店街は「タイガース推し」で知られる。27日午前、アーケード内にあるマジックボードに再びマジック「7」を点灯させた。毎年、公式戦の開幕直前に「日本一早いマジック」を点灯させ、勝つたびにその数を減らしてきた。
18年ぶりのセ・リーグ優勝から一夜明けた9月15日、集まった数百人のファンが見守るなか、マジックはついに「0」になった。そのマジックボードを写真に撮るファンがいまも後を絶たず、東京をはじめ県外からも多くの阪神ファンが足を運ぶようになっていた。
商店街はいまもリーグ優勝セ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル