阪神・淡路大震災から29年を迎えた17日、東京都千代田区の日比谷公園で「1・17のつどい」が開かれた。今年の元日には能登半島地震が発生、参加者はそれぞれの被災地を思い、祈りを込めて黙禱(もくとう)した。
神戸市の東遊園地で「1・17のつどい」を開いている実行委員会が主催した。都内に住む被災地出身者らと思いを共有したいと、2019年から東京でも催している。
この日は被災地の出身者や救援に関わった人たち150人が参加。神戸会場から分けた「1・17希望の灯(あか)り」が、「1・17ともに」の形に並べたキャンドルに点火された。神戸の追悼会場とインターネットでつなぎ、地震発生時刻の12時間後の午後5時46分に黙禱した。
参加した松本律子さん(59)は震災で友人を失った。当時神戸市灘区で入居予定のマンションに友人が入ったが、マンションは地震で倒壊したという。「ずっと自分を責めていた。自分が生まれ変われればと思って来ました」
神戸市の東京事務所に勤める…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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