防カメに容疑者似の男、叔母の現金引き出す タリウム殺人未遂事件

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甲斐江里子 田添聖史

 タリウムで叔母(61)を殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで再逮捕された元不動産賃貸業の宮本一希容疑者(37)=京都市左京区=とよく似た男が今年1月、叔母名義の銀行口座から計50万円を引き出していたことが捜査関係者への取材でわかった。意識不明の状態が続く叔母の口座からは他にも多額の現金が引き出されており、大阪府警は財産目的の事件とみている。

地検が起訴へ 容疑者は黙秘

 大阪地検は勾留期限の14日、宮本容疑者を殺人未遂罪で起訴するとみられる。容疑者は黙秘を続けており、弁護人は取材に「捜査中なのでコメントは差し控える」としている。

 府警によると、不動産会社を経営していた叔母は2020年7月に意識不明となって入院し、血液などからタリウムが検出された。捜査関係者によると今年1月9日、京都市内の銀行のATMで、叔母の口座から2回に分けて計50万円が引き出され、防犯カメラには宮本容疑者によく似た男が映っていたという。

 宮本容疑者は立命館大学3年…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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