復興庁は27日、福島県双葉町の避難指示を解除した区域を対象とした防犯対策の巡回事業で、住民が立ち入りを拒否していた敷地内に3人の巡回員が侵入していたと発表した。このうち1人は敷地内で写真を撮影し、SNSに投稿していたという。土屋品子復興相は「町民の安全を守るはずの巡回が安心を損ない、すべての町民に深くおわびする」と謝罪した。
この巡回事業は2021年度から復興庁が進めており、委託を受けた一般社団法人が13人体制で実施している。復興庁によると、10月に1人の巡回員が立ち入り拒否の民有地に侵入していたことが発覚。別の2人も無断で侵入していたほか、計12人が民有地や公共施設でクリや山菜などを採取していたという。
復興庁は再発防止策が整うまで巡回事業を中断する方針だ。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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