太平洋戦争時に掘られた防空壕(ごう)跡を、今もそのまま店舗として使い続ける商店街がある。その名も「とんねる横丁」。隣接する市場とともに、訪日外国人客が訪れる観光スポットとしても注目されつつある。
とんねる横丁はJR佐世保駅(長崎県佐世保市)から5分ほど歩いた一角にある。高さ約8メートルの岩山に掘られた長さ約6~16メートルの防空壕跡8本が、隣接する「戸尾(とのお)市場」とともに、居酒屋や鮮魚店として使われており、佐世保の台所として知られる。
そのうちの一つ、バー「Tough(タフ)」は開店26年目。狭くて薄暗い店内を入ると、すぐにキッチンと7人掛けのカウンターがある。幅1メートルほどの通路を体を横にしながら15メートル奥まで進むと、身をかがめてやっと座れるテーブル席が2卓。常連客は「隠れ家のような雰囲気。隣り合った誰とでも仲良くなれる」と話す。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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