海上自衛隊の女性自衛官がセクハラを受け、その後に意に反する形で加害男性と面会させられていた問題で、木原稔防衛相は31日の閣議後の記者会見で「言語道断」と当時の対応を非難した。
木原氏は、30日付で関係機関に対し、ハラスメント案件の対応状況を緊急点検し速やかに報告するよう指示したことを明らかにした。「指示を全ての自衛隊に徹底し、ハラスメントを一切許容しない環境を構築する」と語った。
防衛省や女性への取材によると、昨年12月、先輩の男性自衛官から胸や足を触られるなどの被害を訴えていた女性自衛官が、所属部署のナンバー2である1等海佐から職場の面談室に呼ばれ、加害男性と面会するよう求められた。女性は「しゃべりたくない」と泣いて拒んだが面会で謝罪を直接聞かされた。ショックで出勤できなくなり、今年3月末に退職した。
自衛隊では昨年、陸自での性…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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