防衛省は6日、チャーターしている民間貨客船「はくおう」を、新型肺炎の発症者が乗っていた大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の接岸場所に近い本牧ふ頭(横浜市)に移動させた。はくおうを活動拠点にして、医官や自衛隊員がクルーズ船内で乗客の支援に当たる。
支援体制は医官2人、隊員40人で、7日から活動予定。防衛省によると、クルーズ船側からは医官5人の派遣要請が来ており、当初の2人から増員すべく対応中。
隊員40人は食事や薬、生活用品などを乗客の個室に運んだり、ゴミを回収したりする。隊員が寝泊まりするはくおうは、中国・武漢からのチャーター便による帰国者の一時滞在先として準備を進めていたが、クルーズ船への対応に切りかえることになったという。
このほか自衛隊は、チャーター便で帰国した人が滞在している施設に、医官や看護官ら計約50人を派遣し、医療相談や生活支援を実施している。(伊藤嘉孝)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment