将棋の朝日杯将棋オープン戦二次予選が12月26日に行われ、阿久津主税八段(37)が千葉幸生七段(40)を121手で下し、本戦出場を決めた。
阿久津八段は、午前に行われた対局で、村中秀史七段(38)を千日手・指し直しの末に下すと、都合3局目となった千葉七段との対局では、角換わり腰掛け銀の出だしから、中盤以降は激しい攻め合いに。千葉玉の上部脱出をうまく阻止した阿久津八段が、ペースを渡さず寄せ切った。
阿久津八段これで本戦出場、最後のきっぷを獲得。トーナメント1回戦で、広瀬章人八段(32)と対戦することが決まった。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で、本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度と藤井聡太七段(17)が2連覇している棋戦としても知られている。
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